【権利関係で10点】法律知識ゼロが14点中10点取れた3つの勉強法
宅建の権利関係は「7点取れればOK」と捨て科目扱いされがち。でも法律知識ゼロの私は本試験の権利関係で10点取れました。39点一発合格者が、自分ごと化・図解丸暗記・薄く何周の3つの勉強法を具体例つきで解説します。
「権利関係が難しすぎて、点が取れる気がしない…」「みんな半分取れればOKって言うけど、それでも不安…」という方も多いのではないでしょうか?
本記事では、高卒・法律知識ゼロから約4ヶ月の勉強で39点一発合格した私が、本試験の権利関係で14点中10点を取れた3つの勉強法を、実際の問題例つきで解説します。
読み終わる頃には、「権利関係は捨てる科目」から「周りと差をつける得点源」に見え方が変わりますよ。
結論:権利関係は「捨てずに10点」を狙っていい科目です
結論から言うと、権利関係は7点で妥協せず、10点を狙っていい科目です。
宅建の勉強界隈では「権利関係は14点中、半分の7点が取れればOK」と言われ、半ば捨て科目扱いされています。たしかに全問正解は難しい科目なので、7点を死守して他科目でカバーする戦略は現実的ではあります。
でも、正直なところ二ケタの10点は取りたいですよね。そして、法律知識ゼロだった私でも、次の3つの勉強法で本試験の権利関係は10点取れました。
自分ごと化
問題を「自分の身に起きたら?」に置き換えてイメージする
図解を丸暗記
制度の図解を覚え「解く」を「間違い探し」に変える
薄く何周も
1回で理解しようとせず、薄い理解を重ねて精度を上げる
しかもこの3つは、権利関係だけでなく宅建業法・法令上の制限・税その他にもそのまま使える汎用の勉強法です。周りが権利関係を捨てるなら、こちらはありがたく拾っていきましょう。
勉強法①:自分ごと化して「他人事」を「自分事」に変える
権利関係が難しく感じる一番の理由は、文章が他人事のまま頭に入ってきてイメージできないからです。
条文っぽい言い回し、多すぎる登場人物、次々出てくる法律用語。これだけで頭が混乱してしまいますよね。
・未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない(ただし単に権利を得、義務を免れる行為を除く)
・対抗要件、法定地上権、背信的悪意者…
こうした文章も、自分ごと化すると急にイメージしやすくなります。自分ごと化とは、問題文の内容を他人の話ではなく、自分の生活・経験・立場に置き換えて考えることです。
実は権利関係は、生活に直結するテーマが多い科目です。「自分がその立場だったら」「登場人物を身近な人に置き換えたら」と考えるだけで、イメージが一気に鮮明になります。
借地借家法は「今住んでいる家」に当てはめる
借地借家法は、言葉だけ聞くと難しく見えます。でも「自分が今住んでいる家」を思い浮かべると、一気に身近になります。
- 大家さんから急に「出て行け」と言われた。従わないといけない?
- 突然、家賃値上げの通知がきた。断れる?
- うっかり壁紙にキズをつけた。弁償しないといけない?
こうやって「自分の暮らし」に落とすと、条文の意味がスッと入ってきます。
成年後見は「自分が親の後見人になる」と想像する
たとえば親が認知症になり、自分が親の成年後見人になったらと想像してみます。
- 成年後見人になるには、誰の許可がいる?
- 自分の判断だけで親の家を売れる?
- 勝手に大きな契約を結べる?
「自分が代わりに動く立場」に立つだけで、制度の狙いがリアルに感じられます。
相続は「もし自分の家で起きたら?」で考える
相続も「もし親が亡くなったら、誰がいくらもらえる?」と考えると、途端にイメージしやすくなります。
- 親が亡くなったら、自分はいくらもらえる?
- 自分以外に誰が相続人になる?
- 遺言書がパソコンで書いてあったら有効?
このように感情を乗せて考えると、論点が記憶に残りやすくなります。
一度イメージがつくと、知識はバラバラの暗記ではなくひとつの物語としてまとまります。すると次に問題を解いたとき「あのパターンか」「あの話だ」と自然に思い出せるようになります。
勉強法②:図解を丸暗記して「解く」を「間違い探し」に変える
権利関係の問題は、基本的に単純な丸暗記が通用しません。
登場人物が増えたり、時系列が入れ替わったり、例外が混ざったりと、多くの要素を組み合わせて無限に問題が作れるからです。個別ケースが多すぎて、暗記した知識をそのまま当てはめられる場面が少ないのです。
たとえば定期借地権。この図解を覚えておけば、定期借地権の基本問題はほぼ解けます。宅建には「あの図解さえあれば解けるのに…」という問題が本当に多いのです。
私も最初は「あの図解があれば…→解説で図解を確認」を繰り返していました。あるとき「いっそ図解ごと丸暗記した方が早い」と気づいて暗記を始めたところ、点数が一気に安定しました。
問題そのものを覚えるのではなく、変わらない制度(図解)を覚えて、問題に当てはめるイメージです。
図解を覚えると「解く」が「間違い探し」になる
図解を丸暗記すると、問題へのアプローチが「解く」から「間違い探し」に変わります。実際の出題で説明します。
ざっくり言うと「大家さんが提示した条件は法律的に有効か?」を聞いています。答えは無効です。この条件では借りる側が不利になるため、借地借家法で認められていないからです。
図解を覚えていれば「一般定期借地権は50年以上」「居住用でこの短さはダメ」と、図解と問題文を見比べるだけで答えが出せます。図解なしだと「30年だっけ?50年だっけ?」「以上?未満?」と混乱しがちですが、図解が頭にあれば迷いません。自分の考えを挟まず機械的に照合できるので、ケアレスミスも減ります。
暗記のコツは「削って要点だけ」
図解暗記の壁は「覚えるのが大変」なこと。コツは、テキストの図解をそのまま覚えないことです。
テキストの図解は丁寧すぎるほど細かく書かれています。でも実戦ではそこまで要りません。私がやっていた「暗記量を減らすコツ」はこの2つです。
- 削れるところはとにかく削る(「なし」の欄は線を引くか消す)
- 長い文言は最大限短くする(「〜借地権」も短縮)
これだけで暗記コストが激減します。私は要点だけに削った表を覚えていましたが、それで解けない問題はありませんでした。
勉強法③:1回で理解しない。薄く何周もして精度を上げる
権利関係は、実際に解けばわかりますが1回や2回で理解するのは難しい科目です。
そこで私は、権利関係を「短期間で理解する科目」ではなく「長期間で精度を上げていく科目」と捉えました。ここで使えるのが、私が呼んでいるバウムクーヘン勉強法です。
だから権利関係の勉強スタンスは、これでOKです。
- インプット:テキストは「ふーん」くらいの理解で先へ進む
- アウトプット:問題は4つの選択肢のうち「1つだけ」理解できれば合格
1回で完璧を目指さず、薄い理解を何周も重ねて理解の年輪を太くしていく。権利関係は、積み重ねゲーなのです。
スタディングのAI機能の中身は、スタディング宅建士講座の6つのAI機能を解説でくわしく紹介しています。周回勉強と相性が良いので、あわせてどうぞ。
この勉強法の注意点・デメリット
正直に、3つの勉強法の注意点もお伝えします。
②図解の丸暗記だけでは応用問題を取りこぼす(自分ごと化・周回とセットで使う)
③「薄く何周も」は最低でも数周する前提。1〜2周で判断すると効果が出ない
とくに③は誤解されがちです。「薄くていい」を「1回で終わっていい」と取り違えると、逆に伸びません。薄いのは1周ごとの理解であって、周回そのものはしっかり重ねるのが前提です。
それでも、この3つはどれも特別な才能がいらない再現性のある方法です。法律知識ゼロの私が本番で10点取れたのが何よりの証拠です。まずは1つだけでも試してみてください。
権利関係の勉強に関するよくある質問(FAQ)
権利関係は本当に捨てない方がいいですか?
はい、いきなり捨てるのはもったいないです。全受験生が苦手にする科目なので、少し得点できるだけで周りと差がつきます。今回の3つの勉強法で「取れる論点だけでも拾う」姿勢がおすすめです。
法律の知識がゼロでも10点取れますか?
私自身が高卒・法律知識ゼロからのスタートで、本試験の権利関係は10点でした。ゼロだからこそ「自分ごと化」で身近に置き換える方法が効きます。前提知識がないことは、必ずしも不利ではありません。
図解はどのテキストのものを覚えればいいですか?
使っている教材の図解でOKです。大事なのは教材選びより「削って要点だけ覚える」こと。私はスタディング宅建士講座の講義・テキスト・スマート問題集を回しました。教材の全体像はスタディング宅建士講座を徹底解説を参考にしてください。
この勉強法は他の科目にも使えますか?
使えます。自分ごと化・図解暗記・薄く何周もは、宅建業法・法令上の制限・税その他にもそのまま応用できます。全科目の得点の底上げに役立ちます。
まとめ:少しのテクニックとマインドで権利関係は攻略できる
今回は、権利関係で10点を取るための3つの勉強法を解説しました。
■ この記事のおさらい
- 自分ごと化:問題を「自分の身に起きたら?」に置き換えてイメージする
- 図解を丸暗記:制度の図解を覚え「解く」を「間違い探し」に変える(削って要点だけ)
- 薄く何周も:1回で理解せず、薄い理解を重ねて精度を上げる
■ 覚えておきたいこと
- 権利関係は「7点で妥協」ではなく「10点を狙っていい」得点源
- 周りが捨てる科目だからこそ、拾えば大きな差になる
- 特別な才能は不要。法律知識ゼロでも再現できる
私がやったのは、少しのテクニックを使い、少しマインドを変えただけ。その結果、権利関係で10点・全体で39点の一発合格までたどり着けました。
もし今、権利関係を捨てようとしているなら、今日はまず、直近で間違えた1問を「自分の身に起きたら?」と置き換えるところから始めてみてください。たったこれだけでも、明日からの問題の見え方が変わります。
そして「薄く何周も」を自動で回したい方は、無料で中身を確かめてから始めるのが一番安全です。
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